中性脂肪と不妊

中性脂肪は多すぎても少なすぎても不妊に影響してきます。

不妊の原因にはホルモンバランスの乱れ、プレッシャーやストレスといった心因的なものを含め、人それぞれ様々考えられますが、体の「冷え」は赤ちゃんをできにくくしている要因のひとつです。最近では20〜30代の妊娠適齢期の女性でも慢性的に冷え性を抱える人が多く見られます。体の冷えは、血液の流れが悪く体に必要なエネルギーや栄養素、酸素などが体の各部にいきわたらないことで起こります。 不妊の場合、子宮や卵巣への血流が不足し、妊娠に重要なホルモンバランスを崩していることが考えられます。妊娠に至るには、卵子の成熟、排卵、受精卵の着床準備などのためにホルモンが働きますが、冷え性で血液循環が悪く、充分なホルモンが分泌されない、上手く運ばれないことが起こると妊娠に大きく影響してきます。

冷え性の原因は色々あります。ストレスやホルモンバランスの乱れなど自律神経が乱れると血管収縮によって血行は悪化し、冷暖房は体が本来持つ温度調節機能を麻痺させ、体にフィットしたきつめの下着は、毛細血管を圧迫して血の巡りを妨げます。さらに、スィーツやお菓子などの甘いもの、脂肪分が多い肉類や乳製品を食べ過ぎて血液中の中性脂肪やコレステロールが多いことも冷え性を招きます。脂肪分の増えた血液は粘性を増してドロドロになり、スムーズに流れることができず血行不良を起こし冷えを生じます。

サンマ、イワシ、サバなどの青魚に含まれるEPAやDHAは、血液中のコレステロールや中性脂肪を下げて血行を良くします。ビタミンEを多く含む玄米、胚芽、うなぎなどの食品と一緒に摂ると相乗効果で妊娠しやすくなるため積極的に食べましょう。

中性脂肪やコレステロールが少なすぎても妊娠に影響します。生殖に関わる女性ホルモンは脂肪細胞から分泌される生理活性物質が関係しており、体脂肪が極端に少なく、脂肪細胞からのサイトカインが分泌されないと女性ホルモンの原料が不足しホルモンバランスに影響します。さらに、妊娠や生殖器官を正常に機能させるために必要なホルモンはコレステロールを原料に副腎皮質、精巣、卵巣、胎盤などで作られているのため、ダイエットでタンパク質や脂質の極端な摂取制限をしてしまうと、ホルモンを作り出せなくなります。原料がないのでホルモン量は低下し、バランスを崩して不妊の原因を作ります。

中性脂肪は赤ちゃんをできやすくも、できにくくもする要素があります。上手くコントロールして不妊の悩みを解消しましょう。