中性脂肪と脳梗塞

脳梗塞は、脳の血管が細く動脈硬化を起こしているところに血栓(血のかたまり)が詰まることで発症します。血管が詰まることで血液が流れず、その先の脳細胞や脳組織に栄養や酸素が供給されず、脳細胞は死んでしまいます。早期発見や軽症の場合もありますが、重い症状の場合には発症部位により言語障害、運動障害、麻痺や意識不明に陥ることもあります。

脳梗塞の引き金となる動脈硬化と血栓は中性脂肪と非常に関係性があります。中性脂肪そのものが動脈硬化の原因になったり、中性脂肪それ自体がコレステロールのように血管壁に沈着して血液の流れを悪くすることはありません。しかし中性脂肪は間接的に動脈硬化を進行させ、動脈硬化ができやすい環境を作る因子です。中性脂肪が血液中に増えると、コレステロールを小さくして血管壁に沈着させやすくし、血管内腔に貯まったコレステロールや老廃物を取り除く善玉コレステロールを減少させてしまいます。

さらに中性脂肪が高いと血栓ができやすくなります。中性脂肪が多いと凝血作用物質が活発に働き、血液を流れやすくする物質の働きを妨げてしまうため、血栓を生じ動脈硬化を招きます。血管のつまりのもとになる血栓は、血液成分である血小板の凝血(血を固める)作用により生じます。普段ケガなどで出血した部分にはかさぶたができ、傷口がふさがれて治癒していきます。血栓とはコレステロールやドロドロ血液で血管壁が傷つくと、傷口を治そうと血小板が傷口をふさごうとする、ケガをした時と同じ現象が血管内でおきている状態です。 健康な体では血栓ができないよう酵素が血のかたまりを溶かします。しかしこの酵素がつくられる場所は血管内皮の細胞で、動脈硬化が進行して血管が弱くなると酵素活性も上手く働かず、血栓が溶かされない、できやすい状況を作ってしまうのです。

中性脂肪と頭痛

頭痛は誰もが経験する症状のひとつですが、日頃から血液中の中性脂肪が高い人は、動脈硬化、その進行による脳腫瘍やくも膜下出血の前兆が考えられます。自己判断せず早めに医師に相談し適切な処置や検査を受けましょう。

動脈硬化、脳腫瘍やくも膜下出血などの脳疾患が疑われる場合、その頭痛は脳にむくみが生じてあらわれる痛みです。腫瘍や出血が起こると脳血管が拡張・圧迫され血液中の水分が脳組織に流入し、脳の体積が増えます。容量が増すことで、頭蓋骨に神経が圧迫され痛みが生じます。脳腫瘍の場合には、にぶい頭痛が繰り返しおこり、病気が進行すると痛みは強くなり、力むと痛みを強く感じます。また吐き気がないのに嘔吐したり、目がかすむこともあります。くも膜下出血の場合には、激しい頭痛が突然起り、痛みはどんどんひどくなるのが特徴です。「バットでなぐられたような痛み」とよく表現され、吐き気をともないます。

中性脂肪は脳疾患の原因となる動脈硬化に大きく影響しています。中性脂肪自体がコレステロールのように血管壁に沈着して血液の流れを悪くすることはありませんが、中性脂肪は動脈硬化を進行、動脈硬化ができやすい環境を作る因子です。中性脂肪が血液中に増えるとコレステロールを小さくして血管壁に沈着させやすくし、血管内腔に貯まったコレステロールや老廃物を取り除く善玉コレステロールを減少させてしまいます。こうした環境が動脈硬化を促進させ病気の発症につながります。

血液中の中性脂肪値で気をつけなければならない大きな理由は、中性脂肪が招く生活習慣病や動脈硬化を引き起す原因となることです。動脈硬化が進行することで引き起される血液・血管の不健康は、現状の生活に支障をきたしていなくても徐々に血管へのダメージを大きくして詰まらせ、脳梗塞、くも膜下出血など大きな疾患を発症します。自覚症状に乏しく症状が表面化する頃には病気が進行しており、突然の頭痛が生死を分かつ原因になりかねません。

中性脂肪値が引き起す病気は、生活習慣病をはじめ命に関わる重篤な症状まで多くありますが、食生活の見直しから改善が期待でき、日頃からの自分の健康に対する意識から予防もできます。規則正しい生活、バランスの良い食生活が基本となりますが、忙しい人、管理が難しい人は、できるだけ「小林製薬・ナットウキナーゼ&DHA&EPAセット」「サントリーDHA&EPA+セサミンE」などのサプリメントや栄養補助食品で上手に中性脂肪コントロールに努めましょう。

中性脂肪とアトピー

アトピー性皮膚炎とは、気管支喘息や鼻炎などの蕁麻疹を起こしやすいアレルギー体質に刺激が加わって、かゆみや湿性のただれを伴う慢性的皮膚炎疾患と考えられています。アトピー性皮膚炎を発症する約80%が5歳までの幼児期で年齢により現れる症状が異なります。人特有の遺伝性敏感症です。

最近では脂質がアトピー性皮膚炎の原因に関与していることが分かってきました。中性脂肪やコレステロールなどの脂質は本来、貯蔵エネルギーであり、ホルモンや消化液合成、細胞膜構成に関わり体内で重要な役割を担っています。しかしこれらの脂質が活性酸素と結びつくことで過酸化脂質を形成し、アトピーを発症しやすくなります。

活性酸素は体を細菌やウイルスから守る役割があり、本来人間にとって必要な存在ですが、増えすぎると自分の体細胞まで破壊し、脂質と結びつくことで過酸化脂質を発生させてしまいます。

過酸化脂質は脂肪性であることから細胞内に浸透しやすく分解されにくい性質があり、長期間体の内部に存続しその毒性で細胞を徐々に破壊していきます。過酸化脂質は臓器、血管、皮膚など体のあらゆる部位に沈着浸透し細胞を破壊していきます。アトピー性皮膚炎の場合は過酸化脂質が皮膚細胞にでき、皮膚角質層の保湿機能を奪われることで皮膚のバリア機能が低下し、ホコリ、ダニ、刺激に弱くなってしまいます。 アトピー性皮膚炎の原因は、活性酸素が中性脂肪やコレステロールなどの脂肪分と結合してできた過酸化脂質が皮膚角質層の保湿やバリア機能を奪うことにあるのです。

中性脂肪など脂肪分が活性酸素と結合してできる過酸化脂質は、アトピー性皮膚炎に加えて体に様々な害をもたらします。血管に過酸化脂質が付着することで血管の弾性を失い、血流が悪くなり動脈硬化を促進、脳梗塞、心筋梗塞を発症します。瞳孔のレンズ内部に過酸化脂質が付着することで老人性白内障発症します。

過酸化脂質をつくる活性酸素は、紫外線、残留農薬、食品添加物、排気ガスなどの環境によるもの、インスタント食品や加工食品の増加によるミネラル、ビタミンE・Cの不足など食生活によるものが考えられます。これに加え、肉、乳製品、生クリームやチョコレートなどの脂肪分をとることで、過酸化脂質を増加させてしまいます。アトピー性皮膚炎改善には食生活の見直し、特に活性酸素と結びつく中性脂肪やコレステロールを下げる食事改善もひとつの効果的な対策です。

中性脂肪と悪玉コレステロール

コレステロールとは、人間や動物の体内にある脂質のひとつです。コレステロールは血液中だけでなく脳、脊髄、肝臓、副腎、小腸、脂肪組織など全身の様々な部位に含まれ、成人体内で全量にすると100〜150gくらいあります。このうち血液中に含まれるのは約10g程度です。 私たちの体は1日に1〜2gのコレステロールを必要としますが、食事からの摂取は約30%、肝臓などの体内で70%合成されています。食事からとったコレステロールは全て体内に吸収されて使われるわけではなく、約50%は排泄されてしまいます。さらに体内のコレステロールが多いときには小腸での吸収が抑えられ、バランスを調節する仕組みが働きます。

コレステロール=生活習慣病、動脈硬化、肥満…など健康を害する因子としてのイメージが強くありますが、私たちの生命維持に欠かすことのできない重要な役割を担っています。 コレステロールは細胞膜を構成する成分のひとつであり、副腎皮質ホルモンや性ホルモンに代表されるステロイドホルモンの材料です。さらに消化液のひとつである胆汁の主成分である胆汁酸もコレステロールを原料に合成されています。コレステロールは生体内でこの3つの必要不可欠な役割を担っているのです。

コレステロールには、悪玉コレステロール(LDL)と善玉コレステロール(HDL)があります。この2つを合わせてコレステロールであり、悪玉と善玉は同じコレステロールでありながら違う働きをします。悪玉コレステロールは、肝臓や腸でつくられたコレステロールを全身に運ぶ役目をしています。運ばれたコレステロールは細胞膜やホルモンの材料として各部位で使われます。悪玉コレステロールが急激に減少すると、ビタミン吸収が低下し神経や網膜に支障をきたします。逆に必要量以上に増えすぎると、血液の粘度が上がってドロドロの血液となり血管壁に付着しやすくなります。さらに活性酸素と結びついて酸化・沈着が進むと、動脈硬化を引き起こす原因になります。

中性脂肪と悪玉コレステロールは密接に関係しており、中性脂肪の増減によってコレステロールの量も増減します。中性脂肪が少なくなると善玉が増え、中性脂肪が多くなると善玉が減り、悪玉が増えます。直接的に動脈硬化を促進しているわけではありませんが、中性脂肪は間接的に動脈硬化を進行させ、動脈硬化ができやすい環境を作る因子です。 中性脂肪が気になる人は規則正しい生活、バランスの良い食生活を心掛けることが大切です。中性脂肪を下げるEPAやDHAを配合した効果的なサプリメントや栄養補助食品で上手に中性脂肪コントロールすることもオススメです。

中性脂肪と善玉コレステロール

コレステロール=生活習慣病、動脈硬化、肥満…など健康を害する因子としてのイメージが強くありますが、私たちの生命維持に欠かすことのできない重要な役割を担っています。 コレステロールは細胞膜を構成する成分のひとつであり、副腎皮質ホルモンや性ホルモンに代表されるステロイドホルモンの材料です。さらに消化液のひとつである胆汁の主成分である胆汁酸もコレステロールを原料に合成されています。コレステロールは生体内でこの3つの必要不可欠な役割を担っているのです。

コレステロールには、その働きの違いによって善玉コレステロールと悪玉コレステロールがありますが、どちらも健康維持には必要不可欠であり両方のバランスがとれてこそ体内で良い働きをしてくれます。善玉コレステロールの主な働きは、血管や各組織から余分なコレステロールを集めて肝臓へ運び、再利用を促す働きをします。

中性脂肪と善玉コレステロールは密接に関係しており、中性脂肪の増減によってコレステロールの量も増減します。中性脂肪が少なくなると善玉が増え、中性脂肪が多くなると善玉が減り、悪玉が増えます。体の要らないコレステロールを回収してくれる善玉コレステロールが減るとコレステロールは血管に貯まり血流が悪くなります。さらに血管が硬くなり血栓ができると動脈硬化を引き起し、心筋梗塞や脳梗塞の原因になります。

中性脂肪が直接的に動脈硬化を促進しているわけではありませんが、中性脂肪の増減がコレステロールの増減にも作用し、間接的に動脈硬化を進行させ、動脈硬化ができやすい環境を作る因子となっているのです。

善玉コレステロールの機能を生かして動脈硬化などの生活習慣病を予防するには、中性脂肪を正常値に保つことが大切です。善玉コレステロールがきちんと機能していれば、体の余分なコレステロールは回収され、血管壁に沈着して血栓を作ったり、動脈硬化を促すことを予防できます。

体の脂肪量と食事は大きく影響しているため、中性脂肪値が高い人、値が気になる人は食生活を見直すことで改善が期待できます。中性脂肪の材料となる主食、お酒、油もの、果物、甘いものの食べすぎには注意し、青魚、海藻、野菜を取り入れたバランスの良い食生活を基本とすることです。食事管理が難しい人はできるだけ効果的なサプリメントや栄養補助食品で上手に中性脂肪を正常化することが大切です。中性脂肪を下げるDHAやEPAを含む「小林製薬・ナットウキナーゼ&DHA&EPAセット」「サントリーDHA&EPA+セサミンE」「鰹頭DHA」「青ざかな習慣」「イマーク」などは中性脂肪コントロールに最適な栄養補助食品です。

中性脂肪と病院治療

食生活の欧米化にともない、肉食や外食が増え高カロリーで油脂分の多い食事メニューが多くなってきた日本人の生活は、血液中の中性脂肪の値にも大きく影響してきています。今や日本人成人の半数以上が中性脂肪境界域(110〜150mg/dl)及び脂質異常症にあるといわれています。

日本人の死亡原因第1位はガン、2位心臓病、3位脳卒中と続きますが、心臓病と脳卒中を合わせるとこれらの疾患で亡くなる方は、国民全体の3分の1を占めます。心臓病や脳卒中という病気は血管の疾患によるものですが、これらを引き起す危険因子は動脈硬化とされています。中性脂肪が直接的な原因ではありませんが、中性脂肪は血管内に動脈硬化ができやすい環境をつくる因子で間接的に動脈硬化を進行させてしまいます。中性脂肪を上手にコントロールして正常値を保ち、健康的な毎日を過しましょう。

中性脂肪値が150dl/mg以上を示すと正常値範囲外となり脂質異常症、動脈硬化、脂肪肝などと診断を受け病院での治療や薬物療法が必要になります。また食事療法や運動療法を試みても改善が見られない場合には同じく病院や薬物での治療を要しますが、中性脂肪値が正常値をやや超える程度で深刻な状況にない場合には、食事と運動により改善できます。 

体の脂肪量は日頃の食生活に大きく影響されるため中性脂肪改善の基本は食事にあります。 基本的には、

  1. 食べすぎない
  2. 偏食をせず栄養のバランスが取れた食事をする
  3. 甘いもの、お菓子、果物の摂取を控える
  4. 脂質の多い食品は控え、質のよい油脂分をとる
  5. 適量の飲酒

の実践が必要です。 また、イワシ、サンマ、サバなどの青魚に含まれるDHAやEPAは中性脂肪を下げ、血液をサラサラにする働きがあります。このような機能成分を持つ食品は積極的に食事に取り入れていきましょう。バランスの良い食生活ができていない、食事生活管理が難しい人は、食品の機能成分を生かした栄養補助食品やサプリメントを上手に活用しましょう。

中性脂肪改善には20分程度の有酸素運動が必要です。20分程度の運動を行うことで、体内の糖エネルギーは使い果たされ、脂肪が燃焼し始めます。運動することで温まった体では脂肪分解酵素のリパーゼが活発に働き、脂肪分解がスムーズに進み効率よく燃焼されます。脂肪燃焼をよくするためにも青魚を積極的に摂ることをオススメします。青魚に含まれるEPAやDHAには脂肪燃焼に関わるミトコンドリアを活性化する作用があり、脂肪燃焼効率がUPします。

中性脂肪と朝食

中性脂肪値が気になり食生活で改善したい場合には、絶対に朝食を抜いてはいけません。  食事の回数が少ない、欠食が習慣化すると太りやすい体になります。エネルギーが入ってこない時間が長く続くと、体の防衛本能によって胃や腸の消化吸収能力は高まり、エネルギーを確保しようとして肝臓では中性脂肪がどんどん作られ貯めようと働きます。さらに空腹状態が続くと、コレステロールの量産も始まり、1回の欠食が中性脂肪とコレステロールを上げる結果になってしまうのです。時間がなくてもお腹がすいていなくても、朝食を抜いてはいけません。どうしても食べられない場合にはバナナなど口にしやすいフルーツを食べるようにしましょう。

朝食は栄養補給はもとより、脳や体を目覚めさせ1日を元気にスタートさせるために必要不可欠な食事です。脳の活動エネルギーとなる糖質(主食)を中心にした朝ごはんが仕事や勉強の能率と集中力をUPし、快便にもつながります。少量多品種の食事が望ましい中性脂肪過多の人の朝ご飯は、ご飯、味噌汁、納豆、副菜に海藻や野菜のおかずといった和食の献立が理想的です。

中性脂肪は食習慣と大きく関係しているため、食事を中心としたライフスタイルに改善することも大切です。1日の始まり、活動量の多い朝と昼はしっかりと食べて消費の少ない夜は食べすぎに注意です。夜間は栄養分が消化吸収されやすく、肝臓での脂肪合成も進むので控えめの夕食がよいでしょう。そして1日3食をいつも決まった時間に食べる習慣をつけ、やむを得ない間食や夜食は質と量を考えて食べるようにしましょう。さらに朝の食欲は健全な食事習慣のバロメーターです。毎食美味しく朝食を食べられるライフスタイルを作りましょう。

中性脂肪改善には食事内容も大切です。中性脂肪の材料となる主食、お酒、油もの、果物、甘いものの食べすぎには注意し、青魚、海藻、野菜を取り入れたバランスの良い食事を目指しましょう。毎日の食事管理が難しい人、忙しい毎日の中で効率的に中性脂肪を落としたい人は、中性脂肪を下げるEPAやDHAを配合した効果的なサプリメントや栄養補助食品で上手に中性脂肪をコントロールすることが大切です。下記にあげるサプリメントは食品の機能性を生かした栄養補助食品です。中性脂肪コントロールに最適です。

中性脂肪とダイエットの関係

中性脂肪が高めの人は「中性脂肪を減らすこと」がダイエットにつながります。脂肪燃焼の仕組み、有効な運動方法と脂肪燃焼を促す栄養素で効率的にダイエットしましょう。

中性脂肪は普段は皮下や内臓の脂肪細胞に貯えられ、エネルギーの貯蔵・温存に努めますが、必要に応じて分解されて脂肪酸になり、血液中に出てエネルギーとなります。中性脂肪から離れた脂肪酸、これを遊離脂肪酸と呼びすぐに活動に使われて燃焼する脂肪エネルギーです。

中性脂肪は貯蔵のための脂肪なのでそのままでは燃焼せず、エネルギーの枯渇状況に応じて分解されて遊離脂肪酸となり、血液にのって体内を循環することではじめてエネルギーとして使われます。ダイエットのポイントは中性脂肪からいかに遊離脂肪酸を効率的に引き出し燃焼するか、です。

中性脂肪を減らすには20〜30分の有酸素運動が必要です。エネルギーには使われる順序があり、始めは糖質エネルギーである血液中のグルコースや筋肉中のグリコーゲンが消費されます。体内の糖質エネルギーが少なくなると必要に応じて脂肪が使われます。脂肪は本来、貯蓄エネルギーとしての役割があるため、必要に迫られなければ使われません。貯まった脂肪を効率よく使うためには体内の糖質エネルギーをたくさん使い、体を温まった状態を作ることが必要です。

20分程度の有酸素運動を行うことで、体内の糖質エネルギーを使い果たし、ようやく体は脂肪からエネルギーを必要とします。脂肪分解には酵素、リパーゼが働きますが低温状態では活性が鈍ります。20〜30分運動することで体も適度に温まりリパーゼの働きが良くなります。リパーゼが活発に働くと脂肪分解もスムーズに進むので効率よく脂肪を燃焼することができます。

体の脂肪量と食事は大きく影響しているため、中性脂肪を減らすには食生活改善が必要です。中性脂肪の材料となる主食、お酒、油もの、果物、甘いものの食べすぎには注意して控えるようにし、青魚、海藻、野菜を取り入れたバランスの良い食事を心掛けることです。

特に青魚を積極的に摂ることにダイエット効果があがります。脂肪燃焼には細胞内でエネルギーを作り出しているミトコンドリアが関係しますが、青魚に含まれるEPAやDHAにはミトコンドリアを活性化する作用があります。ミトコンドリアが活性化することで脂肪は効率よく燃えるので、ダイエット中でも積極的に摂りましょう。食事管理が難しい、もっと効率的にEPAやDHAを摂りたい方は食品の機能成分を生かしたDHA&EPA配合の栄養補助食品やサプリメントを上手に活用しましょう。

中性脂肪と断食

断食というとイスラム教のラマダーンなど宗教的な修業のひとつや慣習としてありますが、医療目的や健康法として取り入れることも多くあります。ダイエットやデトックスにもなり中性脂肪を減らすひとつの方法と考えてもよいでしょう。

断食による効果は様々ありますが、主に内臓を休ませる効果があります。私たちの体は、食事をしてから完全に消化吸収を終え排泄を終えるまで約18時間を要す、と言われています。毎食毎食充分な間隔もなく食事を摂るということは、内臓が24時間休みなく働き続けていることになります。休みなく働いた内臓はしだいに疲れ、充分にその機能が低下してくると健康への影響が出てきます。断食により少し内臓を休ませることで機能は回復し、消化吸収・排泄といった一連の活動が健全化します。

エネルギー摂取がない、食事をしない空腹時が続くと、体内の糖エネルギーが使われエネルギーが不足しますが、脳や体が生命維持活動するために体に蓄積された中性脂肪がエネルギーとして使われます。

断食による絶食中、体内ではまず最初に血中のグルコース(糖)が減少することで、グリコーゲン(糖)の分解が始まりグルコースが供給され始めます。多くのグリコーゲンは肝臓と筋肉に貯えられていますが、約1日の絶食によりほとんどのグリコーゲンは消費され、貯えていた体内の糖エネルギーは少なくなります。肝臓のグリコーゲンが少なくなり、体の糖エネルギーに不足を生じると脂肪分解酵素リパーゼが活性化され、中性脂肪が分解されて遊離脂肪酸が血液中に流出しエネルギーとして使われます。この段階までの断食で中性脂肪の低下が期待できるでしょう。これ以上の絶食が続くと、エネルギーが筋肉から持ち出されて筋肉が落ち、さらに進行すると飢餓状態になります。

断食は食べすぎによる内臓を休ませる、体脂肪の消費、老廃物排泄による解毒効果がありますが、体力や症状の程度をよく考えて実践することが大切です。断食前後の食事コントロールもきちんと管理できなければ、結果としてリバウンドや逆効果も考えられます。

中性脂肪値を適性値に保つには、日常の食生活を健全化することが基本です。お酒、主食、油もの、果物、甘いものの食べすぎに注意し青魚、海藻、野菜を取り入れたバランスの良い食生活を心掛けましょう。特に中性脂肪を下げるDHAやEPAを含む青魚は積極的に食事に取り入れたい食品です。食事の管理が難しい人はできるだけ効果的なサプリメントや栄養補助食品で上手に中性脂肪をコントロールするとよいでしょう。

中性脂肪とγ-GTP

γ-GTPは肝臓、腎臓、すい臓、脾臓、小腸などに含まれる解毒作用に関する酵素です。正式名称をγ-glutamyl transpeptidase(ガンマ・グルタミル トランスペプチダーゼ)と言います。 γ-GTPはアルコールや薬などが肝臓の細胞にダメージを与えたり、結石やガンなどによって胆管がつまった、あるいは細胞が死んだ時などに血液中に出てきます。逸脱酵素とも言われ、肝臓や胆管の細胞がどれだけ壊れているかを示すひとつの指標になります。 

γ-GTPの正常値は男性10〜50IU/L、女性9〜32IU/Lでこの数値を下回っている場合には問題になりませんが、超えている場合は何らか理由で肝機能の低下が考えられます。 特にアルコール性の肝機能障害や胆管に病気がある時には、敏感に反応して数値が上がるため、肝機能障害を示す鋭敏なマーカーとして用いられます。γ-GTP自体が健康に影響を及ぼしているわけではありませんが、γ-GTPの値が高いとそれだけ肝臓や胆管などの臓器がダメージを受けている、というサインになります。

中性脂肪は肝臓機能低下に大きく関係しています。中性脂肪が肝臓に貯まりすぎると脂肪肝となり肝機能に支障をきたします。中性脂肪は脂肪分の多い食事や食品から摂取されるだけでなく、ご飯、飲酒、果物など糖質からも肝臓で合成されます。特にアルコールはこの脂肪合成を促進し、合成された脂肪は血液中に出て体内を循環します。肝臓は脂肪を合成し血液中へ送り出すことを繰り返しますが、中性脂肪が多くなりすぎると処理しきれなくなり、肝臓の細胞に脂肪が貯まり脂肪肝となるのです。

肝臓が脂肪肝により機能が低下するとγ-GTPの数値となって現れます。脂肪肝の時点では自覚症状もなく重大な肝機能障害はありませんが、そのまま放置したり、改善しないでいると肝硬変、肝臓ガンなど病気が進行してしまいます。肝臓は「沈黙の臓器」と言われるように、自覚症状が表面化してきた時には重症化しているケースが少なくありませんので注意が必要です。

中性脂肪値を改善し肝機能を回復するには食生活の見直しが必要です。食事は中性脂肪に大きく影響するため、お酒、主食、油もの、果物、甘いものの食べすぎに注意し、青魚、海藻、野菜を取り入れたバランスの良い食生活を心掛けましょう。食事の管理が難しい人は、できるだけ中性脂肪を下げる成分を含んだ効果的なサプリメントや栄養補助食品で上手に中性脂肪をコントロールすることが大切です。