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中性脂肪とは、3つの脂肪酸とグリセロールが結合して構成される体に貯えられた脂肪です。普段は皮下や内臓の脂肪細胞としてエネルギーの貯蔵・温存に努めますが、必要に応じて分解され活動エネルギーである脂肪酸になります。この脂肪酸が血液に混ざって体内を循環し、エネルギーとして使われます。中性脂肪はエネルギー貯蔵のための脂肪ですが、体のエネルギー枯渇状況に応じて分解されエネルギーを作り出しているのです。

中性脂肪は貯蔵エネルギーとしての役割の他、皮下に貯えられた脂肪は体温調節に働きます。体の放熱をコントロールして寒い時は体温がうばわれないように、暑い時には外気温が体内に伝わりにくくする断熱材的機能があります。さらに内臓の周りにつく内臓脂肪は、臓器の位置を正しく保ち、外部から受ける衝撃やケガから内臓を守る緩衝材的機能を持ちます。

体温調節、衝撃防御、活動エネルギーの貯蔵など人間の生命維持活動に多くの役割を果たす中性脂肪ですが、過剰に増えすぎると健康を害す原因にもなります。脂質や糖質の摂り過ぎ、加えて運動不足などで中性脂肪が必要以上に脂肪組織に蓄えられると、肥満、血液中の中性脂肪が増えすぎて高脂血症、中性脂肪が肝臓に貯まり機能が低下する脂肪肝、血液・血管に負担がかかり動脈硬化など様々な疾患を引き起します。

そこで中性脂肪の改善に効果的なのが青魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)です。 EPAは血液の粘度を下げて血液循環を良好にし(血液サラサラ効果)、血小板の凝集による血栓を防止(動脈硬化予防)、肝臓での中性脂肪合成を抑制し、血液中の中性脂肪の低下に作用します。高血圧、動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞といった血管疾患予防や改善に期待できる成分です。

EPAはマグロ、イワシ、サバ、サンマ、ブリなど魚類全般の魚油に多く含まれる脂肪酸ですが、私たちの人間の体内でつくることができない脂肪酸であるため、毎日の食事から摂取する必要があります。日本人の「魚離れ」が進む中、中性脂肪が気になる人は積極的に食事に取り入れたいものです。食品にはEPAをはじめ賢く利用することで健康に寄与する栄養成分がたくさんあります。食事管理が難しい人は、できるだけ効果的なサプリメントや栄養補助食品で上手に中性脂肪をコントロールしましょう。