中性脂肪には年齢と性別により変動に差があります。男性の場合、30歳を過ぎた頃から中性脂肪値は急激に上昇し、60代を迎える頃には中性脂肪正常値の150mg/dlを20〜30mg/dl程度超え、病症化する傾向にあります。一方女性は、20代から40代までに中性脂肪値は増加しますが、男性のそれに比べると非常に低く50代後半まで正常値を上まわることはありません。 これは女性ホルモンが脂質代謝をコントロールしているためですが、閉経を迎え女性ホルモンが減少してくる50代〜60代には中性脂肪が急激に増加しはじめます。若い頃さほど気にならなかった方も更年期にさしかかる中高年を境に、中性脂肪の増加に注意が必要です。

体の脂肪量は食生活に大きく影響されます。中性脂肪を改善する5つの基本指針は、

  1. 食べすぎをやめ、適正な食事量にする
  2. 偏食をやめ、栄養のバランスが取れた食事にする
  3. 甘いもの、お菓子、果物の摂取を控える
  4. 脂質の多い食品は控え、質のよい油脂分をとる
  5. 飲酒を控える。

女性はつい甘いものを食べてしまう、糖分や果物に対する誤った認識を持っていることが多いようです。最近はお酒を飲まれる女性も多いので正しい知識を持って食生活に気をつけましょう。

中性脂肪は脂肪分を含む食べ物からの摂取の他、体内で合成され蓄積されていきます。脂肪と糖質、一見全く違う栄養成分ではありますが体内合成により脂肪が蓄積する場合は、糖質が中性脂肪を作る材料になります。お菓子や砂糖に含まれる単純糖質は吸収されやすく、摂りすぎると余剰分は肝臓へ送られ、遊離脂肪酸と一緒に蓄積型の中性脂肪として貯えられていきます。1日の砂糖摂取量は30〜35g以内としましょう。

果物にはビタミン、ミネラル、食物繊維など体にも美容にも嬉しい栄養素がたくさん詰まっています。柑橘系には美肌効果の高いビタミンC、アボカドにはオレイン酸が含まれお肌のターンオーバーを促進、りんごやバナナにはお通じを良くする食物繊維が多いなど美容に気をつかう女性ほど、果物は積極的に摂っていることでしょう。  そんな体にいい果物も摂りすぎは中性脂肪を増やします。果物の80〜90%は水分ですが残りの多くは糖質で、果物の糖質も砂糖と同じ単純果糖なので体に吸収されやすく、余剰分は脂肪へと合成されます。ビタミンやその他の摂りたい栄養素が豊富に含まれますが、1日の果物摂取量は100〜200g/80〜100kcal以内としましょう。

中性脂肪は日頃の食生活管理とともに効果的なサプリメントや栄養補助食品で上手にコントロールすることが大切です。